中学受験・高校受験の親技

中学受験、高校受験を将来迎える親の皆さんが対象です

勉強しない、言うことを聞かない

今回は少し大きなテーマでの復習です。

「成績がイイ子の親」のまさに根幹と言ってイイ部分の話ですから、よくよくご確認下さい。

これを外して、いかなるテクニックも意味がないことを・・・

さあ、いきましょう!!

「子供が勉強しないで困っている!」

という方はいらっしゃいますか?

こんな質問をすれば、大勢の方がパソコンの前で手を上げていらっしゃるかもしれません(^_^)

では、こんな質問をするとどうでしょう。

「子供が言うことを聞かないで困っている!」

という方はいらっしゃいますか?

今度は、両手をあげてる方がいるかも(>_<)

いずれも、よくお母さんから受ける相談なのですが、みなさんは、この2つの質問が実は全然違う次元の質問であると明確に認識していますか?

一見、「同じ状況」に思えますが、この違いがものすごく大きいことを知っておくべきです。

2つの関係を式に表すと、こうなります↓

言うことを聞かない  ⊃  勉強をしない

※ A⊃Bとは、BはAに含まれるを意味します

懐かしいでしょう? この記号「⊃」(^?^)-☆     

つまり、

「勉強をしない」は「親の言うことを聞かない」に含まれる

ということです。

別の言い方にすれば、

「親の言うことを聞かないと、勉強もしない」

となります。

勉強っていうのは、子供にとって面倒くさいものですからね。

た、た、ただし、これはアリなのです。

「勉強はしないけど、勉強以外の親の言うことは聞く」

結局、2つの質問の違いは、

生活態度はどうか?

ということなんです。

つまり、「子供が勉強しないで困っている!」と相談する場合は、生活態度はそんなに問題ない状況のとき。

そして、「子供が言うことを聞かないで困っている!」と相談する場合は、生活態度にも問題ありとなるわけです。

この違いから、「生活態度」と「勉強」どちらを優先すべきかがでてきます。

もちろん、皆さんが優先すべきものは、そう

「生活態度」

これを優先すべきです。

ストロングは、勉強をさせたいがために、生活態度については甘い家庭をたくさん見てきました。

生活態度と勉強が交換となっているわけですな。

もちろん、結果は、うまくいきません(>_<)

子供たちは、おとがめないことを知ると、自分の都合が良いほうにばかり解釈し、行動します。信じられないくらいに・・・

そして、生活態度と勉強がうまく交換されているように見えても、いざ勉強するとなっても、ウダウダと取り掛かりが遅い。開始してもダラダラと集中しない。

その上、「勉強したら○○していい?」なんて交換条件を持ち出す始末。

そんなこともあり、勉強以外のことで親の言うことをちゃんと聞くかどうかは、成績を上げるにも大切な要因となるわけです。

ウチの子は、どうなの?と心配になるかもしれません。

小学校の高学年や中学生になると親へ反抗することだってあるものです。

ふてくされて返事をすることだってしょっちゅうありますからね。

そういう態度をなんでもかんでも「言うことを聞かない」に入れていたら、日本全国全員が皆「言うことを聞かない」に入ってしまいます。

そこで、生活態度に問題がないかどうかを見分ける方法を1つ。

ストロングが家庭にはじめてお邪魔するときに、一番にチェックすることでもあります。

それは、「親の発言に対する子供の態度」です。

具体的に言うと

親の顔を見て、返事をするかどうか?

なのです。

これで、今の子供の状態を知ることができます。

反抗することがあっても、親の発言に対して顔を見て返事をしていれば心配はありません。

逆に、低学年で今は言うことを聞いていても、これができていないと、近い将来に聞かなくなる可能性は高いのです。

なぜだと思いますか?

子供たちの返事には、2種類あります。

1つは、「言うとおりにすると認めた返事」。

もう1つは、「その場しのぎの返事」。

もちろん、顔を見ないで返事をするのは後者。この返事が多くなると、危険信号というワケです(^_^)

その場しのぎのときは、相手の顔は見ない。これ、大人も同じですよね。

学年が上がるごとに、子供たちは「その場しのぎの術」を覚えるのです。

同じ「わかったよ!」でも、全然違う「わかったよ!」があることを子供たちは知っています。

そして、「わかったよ」と言いながらも別の意思表示の方法があると知り、かつ、この術を子供にマスターさせたのは、

親の態度によるものだ!!

ということを知らねばなりません。

ストロングがご家庭にはじめてお邪魔するときに、もう1つチェックすること。

それは、「親の発言の仕方」なのです。

子供の顔を見て、発言しているか?

「ちゃんと聞いているの!わかった!」と注意するときは、子供の正面から言うべきです。子供も顔を見ざるをえなくなりますから。

まあ、ヨソ向いて怒る親は少ないですが、背後から「聞いてる!?」っていうのは、よく目にしますぞ。これって最悪です(>_<)

よく親子喧嘩に立ち会うストロングですが、子供が親の顔見ないでブツクサ言っている喧嘩にも先日立ち会いました!!!

ささいなことですが、とても勉強にとっても大切な習慣だと思いますので、一度チェックしてみてください!

それなくして猛勉強させても、それは砂上の楼閣です。

壊れるとわかっていて、作り上げるのは、辛いですからね!!

波打ち際の砂遊びはやめて、ゆっくりでも本物のガッチリした建物を建てましょうよ!

以上、今回はここまでです。最後まで読んで頂きありがとうございます!


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中学受験・高校受験の親技(ストロング宮迫)

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