中学受験、高校受験を将来迎える親の皆さんが対象です
勉強の効率アップのコツ
中1 ジュンさん
長男が中高一貫の私立中一年生です。昨年の受験勉強をキッカケに、母親の私がそばについて勉強させるようになりました。入学後も試験前や長期休暇などの時は、そばで応援しています。
タイマーを使ったり、分量を区切る等の見通しをつけてやる事で、集中力が少し?アップするようで、今のところはバトルもなく(~ヘ~;)共に頑張っております。
長男は片道一時間の通学とクラブ(卓球部)のため、気持ちの切り替えと効率よく勉強する事が必要です。が、これは彼にとって最も苦手な分野なので、なにか良いヒントをいただけないでしょうか。
今のところはノートの線引きやプリントの整理を親がやったり、通学時間を宿題に当てる位しか工夫できていません・・
ジュンさん、質問ありがとうございます!
ジュンさんのメールを読んで、「あっ、これは今までのメルマガの復習にもいいなあ!」とストロングは勝手に思った次第。
さあ、今からこれまでに話したものからいくつかをまとめていきますから、フムフムとうなづくだけでなく、できているかどうかのチェックしていってくださいね。
ハイ、それではジュンさんの話!
中学受験をきっかけに、親が勉強をそばで見るようになった。そして、受験が終わった後もそばで応援していると。
受験で切れることなくそばで頑張っているわけですね。すごい!
特に素晴らしいのは、ジュンさんの場合は、「今のところバトルもなく」だそうです(^_^)
「だんだん難しい年頃になって・・」なんて嘆いている方がそんな話を聞くと、うらやましくなっちゃういます。
という方はまだまだ多いですし、その結果「やはり勉強は自分ですべきではないか!?」と考えようとしたり、諦めたりして、そばで勉強を見るということをやめてしまう方もたくさんいますからね。
では、バトルになる親子とバトルにならない親子の違いは何でしょうか?
ヒントは、ジュンさんのメールの中にありましたよね?
そう、
という部分。つまり、子供が「成果」を感じているということです。
いいですか!!
よく勘違いしている方がいますが、子供のそばに親がつくなんて、なんて「従順な子供」なんだろう?と思っている方がいます。
違いますからね!
勉強するときに親がそばにいるということは、どんな子供にとっては窮屈なことなんです。
だって、いちいち、「あーしろ、こーしろ」とケチをつけられるわけですから(>_<)
だから、親がそばで勉強を見ることは、「子供にとっては嫌なこと」、これを前提に進めていく必要があります。
そして、「成果」を子供に感じさせること。
子供たちは、自分にとってタメになると判断すると嫌なことだって受け入れます。
「お母さんと一緒に勉強したーい!」
なんて言うのを期待できるのは、小学校低学年までです。低学年であれば、一人で勉強するのは寂しいなんていう子もたくさんいる。
でも、そのときだって成果を子供に感じさせることが大事です
いずれ一人で勉強するのが「全然寂しくない時期」が、確実にやってくるわけですから。
ここまでの話は、いいですね!
では、ここからジュンさんの質問に答えていくとしましょう。
ハイ、ここからは「問題が起こったとき」「疑問に思ったとき」にどんな風に考えていくかについての話です。
ジュンさんは、勉強の効率を上げる方法を模索されています。
これは皆さんも、きっとそうだと思います。
「なんか、いい方法ってないかな〜」
そうやって日々考えることは、ストロングはとても良いことだと思うのです。
ちょっとした工夫をすることで、勉強の効率はグーンと上がるものですから。
そこで、いくつかの事例を挙げながら一緒に「勉強の効率を上げる方法」を探してみたいと思います。
まずは、どうするのかを考える際には、「子供たちを観察する」。ここからすべてがはじまります。
自分の経験や本から得た知識ではなく、目の前にいる子供の観察!それが基本。
ハイ、今、勉強机に座りましたよ!
おや、何やら机に座って考えはじめました!
教科書もノートもない状態で、何やら考えています。
行動パターン1
子供は机に座っても、勉強をはじめるのではなく、何をしようかと考えてたりします。
ストロング自身の経験では、この状態から目に入ったマンガへと視線が移り、「1巻だけ読むか!」なんて自分を欺きます。
そして、もう何度も読んだはずの漫画を一気に5巻ほど熟読し、ちょび疲れてベットに転んで熟睡!というパターンでした(>_<)
ウチの子はそんなにひどくないって!?
すいません! これはあくまで例ですから。
観察していくことで効率をそぐものを排除することが言いたいわけです。ストロングみたいなお茶目な子であれば、勉強机の周りには漫画は絶対に置かない!ということがわかる。
ここで、親が注意すべきなのは、「机に座った=勉強スタート」ではない子供が結構いるということ。
では、お子さんが「勉強、何しようかな〜?」クンであれば、どうしますか?
そう、勉強机に座る前には「何を勉強するか?」を決めておく。
では、いつ決めますか?
机についてから決めるって!?
それじゃあ、「机に座った=勉強スタート」にならないじゃないですか!!
これはストロングの経験からいうことですが、生徒たちにいろいろ試した結果、勉強する内容は、
これが一番無駄がないと言えます。
まあ、これは皆さんが我が子で検証してみてください。
ハイ、続いて、今度は勉強をすることは決まった。
この状態で、机に座りました!
おや、キョロキョロとあたりを見回しています(◎_◎)
行動パターン2
何を勉強するかを決めても、教材が揃っていないと勉強はスタートできません。
でも、子供たちの感覚では、教材を探す時間も勉強中だと認識しています。怖いですね!! これには注意が必要ですよ。
では、どうしますか?
そう、勉強机に座る前には「教材を揃えておく」のです。
例えば、休憩しておやつを食べてから勉強を再び開始する場合、食べる前に教材だけは揃えさせて、おやつを食べるわけです。
机についたらすぐに勉強をスタート!させるのです。
家庭教師などが家庭に入っている方なんかであれば、先生が滞在する時間はすべて「お金」ですから、教材やプリントの管理を親がピシッとやっている方も多いはずです。
そうしないと、「ええっと、このテキストはどこだっけな?」なんて探している間に指導時間が10分過ぎた!なんてことになりますからね。
ストロングがオススメするのは、効率アップの1つの方法として、
ホームセンターなどに売っているボックスファイルといったもので、整理整頓というよりもバラバラにならないようにブチ込んでおくといった感覚です。
これだと、使い終わった教材を子供自身がドカッと入れておしまいです。
「一丁上がり〜!」ってね(^_^)
さて、もう少しいってみますか!
1教科の勉強が終わりました!
あれ、また机に座って「次に何しようかな?」って考えていますよ。
行動パターン3
これではもったいない!
つまり、何を勉強するかは、予め1日分を決めておく必要があるということです。
しかも、教材もすでに揃えておくことで、更に勉強の効率は上がります。
ストロングは、
としています。
これは、ストロングの場合、「ねえねえ、今日は何するの〜」といった「ねえねえ攻撃」の防衛策としてはじめました。
子供たちにとって、自分の今日の課題は左を見ればわかる。
そして、どれだけ勉強をがんばったかは右を見ればわかるというように、子供自らが確認できる状態にしておくことで、勉強の効率はさらに上がります。
ここでは今までメルマガで書いてきたことを参考に、「勉強の準備」を1つ取り上げて考えてみました。
「勉強の準備」1つだけでも結構あるでしょう?
このように「子供の観察」から入っていくと、勉強の効率を上げる方法はいろいろと見つかるものです。
うまくいく方法もあれば、うまくいかないことだってある。
この方法がいいという答えだけを聞いて我が子に導入しても、ピンとこないものです。
だって、皆んな個性が違いますからね。
だからこそ、今回はあえて、どう考えていくかをくどかったでしょうが、詳細に書いてみたわけです。
どうぞ「我が子をしっかり観察して」1つでも多く、工夫できる点を見つけてください。
皆んな言わないけど、中には、「え〜、これがうまくいった!?」なんていうのもきっとあるはずです。
これは親の楽しみとしてやっていただきたい!!
「楽しみ」+「勉強の効率アップ」となれば、もうそりゃあ、成績がイイ子の親ですからね。
あっそうそう、「同じ問題集を2冊揃えておく!」なんていうのは、すでにこのメルマガでも紹介した効率アップの1つの方法でした。
イイのが見つかったら、ぜひストロングにご一報を!待ってま〜す!
・・・・・でも、いいのは皆んな、言わないからな…(;_;)
以上、今回はここまでです。最後まで読んで頂きありがとうございます!
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